イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2016年05月11日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2060 広重「名所江戸百景」6-1 亀戸吾嬬コース

     
開催日:2016年05月02日(月)実施。  参加者15名。 


歌川広重描く「名所江戸百景」118景(二代広重の一枚加えて119景)の地点を巡る街歩きを「東京シティガイド江戸百景グループ」が24コースにまとめた。JASSでは2年掛けて月1回のペースで回っている。

今回は6巡目の1回目。亀戸天神の藤まつりに合せた企画です。連休中にもかかわらず多数参加いただき、有難うございました。

JR総武線「亀戸駅」を12時30分に出発。現地で広重の絵を鑑賞しながら、次のような行程で人出に賑わう亀戸天神境内にて15時解散した。

  亀戸駅→香取神社→吾嬬神社[No.31吾嬬の森連理の梓]→臥竜梅石碑[No.30亀戸梅屋舗]
  →亀島小学校記念公園→柳島橋→十間橋(逆さスカイツリー)→法性寺(妙見様)
  →神明橋 [No.32柳しま]→龍眼寺→亀戸天神[No.65亀戸天神境内](4景)

    (カギカッコ内は絵の題名、番号は目録の順番)



 広重が描いた吾嬬神社を北十間川越しに眺める。かつての森もわずかな木立のみ。
蓮池も田んぼも住宅地に変貌した。有名なクスノキは1910年水害によって枯死した。

かつての亀戸梅屋敷の敷地内にあるお稲荷さんの前で。
広重の描く臥竜梅、ゴッホによる模写、広重の梅屋敷全体の大判三枚組の絵などの説明がある。ここにあった梅屋敷清香庵も1910年水害の結果、廃園となった。


北十間川と横十間川の合流点近く、妙見様法性寺がある。
北斎も熱烈信仰した。
広重の描いた地点、現・神明橋から妙見様を眺めながら。

広重は「江戸高名会亭尽し」シリーズで有名料理屋を取上げた。
その一つ、玉屋のあった亀戸(天神の)裏門(今はない)で玉屋の絵を見る。

広重が絵を描いた場所に当る亀戸天神の藤棚の下で、「亀戸天神境内」を鑑賞。
初摺と後摺との違いは?二つ並べての解説に皆さん納得。この後解散した。
     
   (運営委員 日紫喜一史 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る