イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2016年06月01日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2083 嵐山の新緑・天龍寺・通常非公開の臨川寺他

     
2016年05月24日(火)開催。 当日参加者18名。申込21名。


<宝筐院>
紅葉で有名なこの寺は、各種のお花と新緑の楓(かえで)が素晴らしく、この近くで暮らしておられたOさんもご存じなかった。
平安時代に白河天皇の勅願により創建。南北朝時代は、小楠公と謳われた楠木正行は南朝方の武将。他方、北朝方の武将 足利義詮も共に戦いかつ、夢窓国師の高弟である黙庵禅師に帰依。
2人のお墓は仲良く隣り合わせに鎮座していた。1時衰退。明治24年(1819)に再建。
千手観音像が祀られていた。

<天龍寺>
世界遺産になるには、国宝かそれに準ずるものがないといけない。建物内には国宝に相当する
物がない。しかし、天龍寺には、夢窓疎石の作の庭園が、国の名勝史跡庭園第1号があり、それが国宝に相当。
臨済宗天龍寺派の総本山。本尊は釈迦如来像。
足利尊氏が後醍醐天皇の冥福を祈るため、後嵯峨上皇の亀山殿の地に開創。

<臨川寺>
非公開寺院を中江先生の好意で、JASSの参加メンバーのみ特別拝観。
夢窓疎石(国師)の最期の場所で、後醍醐天皇の皇子世良(ときなが)親王を養育してところ。
親王が若くして亡くなったので仏徳禅師を開山としたが、仏徳禅師も2年後に示寂ため、夢窓
疎石を開山した、臨済宗天龍寺派の別院。天龍寺よりの10年古い。


愛宕神社と野々宮神社の御旅所で朱色の鳥居の御旅所は珍しい。
宝筐院の楓のトンネルの中を進むと楠木正行(小楠公)と足利義詮のお墓が並んでいた。
正行の首塚は五輪塔、義詮の墓は初層に半肉彫の仏像を刻む三重石塔
   
 天龍寺の庭は、国指定の名勝庭園第1号で、遠景を嵐山に近景の亀山を借景として、
亀山東麓に配された曹源池を中心として、方丈側東岸に大小の出島を設ける。
西岸中央の龍門瀑とその前に三連の石橋、更にその前方の池中立石が庭園の焦点。
   
 天龍寺の庭園には色々な珍しい花が咲いていました。
   
 嵐山渡月橋を背景に記念撮影
臨川寺は、昔大きな寺だったようです。夢窓疎石の仏像が目立ちました。(撮影不可)
奈良の唐招提寺を彷彿させるような建物。建物内は撮影禁止。
    
     
   (運営委員 川崎泰弘 記す)                                  イベント実施報告一覧へ戻る