イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2016年06月01日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2085 広重「名所江戸百景」めぐり2向島石浜コース

     
開催日:2016年05月27日(金)実施。  参加者12名。 


歌川広重描く「名所江戸百景」118景(二代広重の一枚加えて119景)の地点を巡る街歩きを「東京シティガイド江戸百景グループ」が24コースにまとめた。

JASSでは2年掛けて月1回のペースで回っている。
今回は6巡目の2回目。隅田川が大きく湾曲する鐘ヶ淵から、白鬚橋下流今戸までの隅田川両岸に、「名所江戸百景」の地点を訪ね歩いた(ただし白鬚橋下流は工事中のため立入れず)。ガイドは「東京シティガイド江戸百景グループ」のメンバー。

午前中の雨も止み、曇天のもと、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」を12:30に出発。現地で広重の絵を鑑賞しながら、次のような行程で白鬚橋にて14:40解散した。

  鐘ヶ淵駅→梅若公園→水神大橋→汐入公園展望広場[No.63綾瀬川鐘か淵]
  →木母寺[No.92木母寺内川御前栽畑]→隅田川神社[No.35隅田川水神の森真崎]→白鬚橋
  →石浜神社[No.36 真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図]
  →白鬚橋下流西岸[No.37墨田河橋場の渡かわら竈]→白鬚橋西詰解散(5景)

カギカッコ内は絵の題名、番号は目録の順番


鐘ヶ淵駅前にて。
墨田区教育委員会の
「ここが古代の東海道です」説明板あり。

隅田川右岸の都立汐入公園にて。
正面に合流する旧綾瀬川。
広重の時代、この辺りは合歓の花の名所だった。

 梅若寺にて。
防災拠点計画のため移転させられ、現在地に移った。
戦災で残った梅若堂も移動し、サヤ堂に納まっている。

   隅田川総鎮守、かつての水神、現在隅田川神社。
社殿は安政の建築。
墨堤の桜と隅田川対岸まで描く絵を鑑賞。

 広重の「絵本江戸土産」も参照する。
  
千葉常胤が創建した由緒ある、真先稲荷は
石浜神社に合祀されている。
ちょうど祭礼だった。
料亭の窓越しに上流を眺める絵はゴーガンを刺激した。



江戸時代隅田河畔に立上る瓦がまの煙は
今戸のランドマークだった。

     
   (運営委員 日紫喜一史 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る