2016年06月06日(月)開催。参加者38名。 (企画・田熊康礼運営委員)
関西に続いてのセミナー「ガンでは死なせない」
講師は、東京のアベ・腫瘍内科クリニックの阿部博幸理事長。
ガンの治療方法も最近はいろいろな手法が開発されて、治療新時代を迎えた感がありますが、今回は「免疫が切り拓く最先端のがん治療」として免疫の働きを活性化させる「樹状細胞ワクチン」を中心とした治療について、肺がんや大腸がんの治療結果をスライドを使って分り易く解説していただきました。
データーを見る限り、がんに対する恐れが薄らいだような気持にさせられましたが、まだこの治療方法を取り入れている病院が多くないということ。その治療費は保険がきかないので、すべて自己負担となり、1クールで250万円かかるということなど、高齢者の身にとっては、やや逡巡する治療方法ではありました。
とはいえ、第4のガン治療といわれるこの方法は、40代50代の働き盛りの人にとっては、試してみる価値はあるのかもしれません。
講演の後は多くの質問も寄せられ、がんに対する関心の高さもうかがえました。
日進月歩のガン治療に対して今後を期待したいところです。
(写真と文 井ノ口繁一講師兼運営委員)
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