イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2016年06月22日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2102 錦水亭と紫陽花の柳谷観音

     
2016年06月17日(金)開催。 当日参加者17名。申込23名。


錦水亭はタケノコ料理で有名な料亭で、タケノコの季節には、高価なお値段のためJASSでの企画は差し控えていました。
ところが、現役の時にこの料亭を利用したJASSメンバーから、八条が池の中にある茅葺の部屋で料理を食べたいとの要望も寄せられ、柳谷観音(楊谷寺)の紫陽花が美しいこの時期に合わせて企画しました。

<八条ケ池>
寛永15年(1638)には八条宮智仁親王によって「八条が池」が築造されました。中堤両側に樹齢百数十年のきりしまつつじが多数植えられており、その見事さは我が国随一と言われ、花の季節には多くの観光客で賑わいます。
八条ヶ池周辺地区が、「平成25年度 都市景観大賞 空間部門」において、最高位である「大賞(国土交通大臣賞)」を受賞しました。

<古今伝授のゆかりの地碑>
古今伝授とは、古今和歌集の解釈を中心に歌学や関連分野に関する秘伝の奥義を師匠から弟子へ伝承することです。細川幽斎が関ケ原の合戦において、東軍方で戦をしたのですが、西軍の石田三成に囲まれたのですが、古今伝授が途絶えることを恐れた後陽成天皇に助けられました。
八条宮智仁親王が幽斎から古今伝授を受けた建物が 長岡天満宮境内に移築され開田御茶屋と呼ばれました。今は熊本の 水前寺公園に移築されていますが、「古今伝授ゆかりの地」として長岡天満宮に石碑が建立されています。

<長岡天満宮> 
長岡天満宮の祭神は、菅原道真公です。生前に在原業平らと共に、 しばしば遊んで詩歌管弦
を楽しまれた縁深いところであります。公が太宰府へ左遷された時、この地にお立ち寄りに
なり「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故によって、公御自作の木像をお祀りしたのが、当神社の始まりです。



「平成25年度 都市景観大賞 空間部門」において、
最高位である「大賞(国土交通大臣賞)」を受賞
の記念の証を公示
   
 

八条ケ池と錦水亭の建物。水仙の花が綺麗でした。
 
 古今伝授の碑の前でガイドの説明を受ける。
都名所図会で「歌仙御茶屋」が当時の
「開田茶屋」です。
現在は熊本県の水前寺公園内に移築されました。

  150本の梅林が長岡天満宮の裏にあることに
参加者は驚き。
2017年に梅林の
散策を企画予定です。
 
平安神宮が明治時代に造営されたが、
旧建物が長岡天満宮に移築されました。

 
 
長岡天満宮を背景に記念写真を撮りました。
 
 錦水亭では八条ケ池からの涼しい風で
お食事をしました。
参加者は満足げでした。

  眼によいと伝えられている柳谷観音(楊谷寺)の門前。
紫陽花の咲く時期は有料となり、
明日から200円 24日から500円になります。

 
 柳谷観音の紫陽花は廊下沿いに咲いていました。
これは珍しい。

  柳谷観音の紫陽花祭りは6月24日~25日ですが、
今年は見ごろでした。

 
     
   (運営委員 川崎泰弘 記す)                                  イベント実施報告一覧へ戻る