イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2016年07月13日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2112 京の味⑤ミシュラン☆☆祇園丸山と半夏生

     
2016年06月28日(火)開催。 当日参加者15名。申込16名。


この時期にしか見られない半夏生。両足院の半夏生は群生して、こんなに群生していて美しい光景は初めてといわれる方がほとんど。この時期に3枚の上の葉っぱのみが白くなり、まるで化粧したかの如くなり、7月上旬後半からは緑の葉っぱに戻るとか

<半夏生について>
雑節の1つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃。一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。様々な地方名があり、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。

京の味では「祇園丸山」で食事をしました。
料理は◎との評価をいただきました。それもそのはず、京の老舗料亭 「土井」で修行され、「菊乃井」や「和久傳」といった京都一流の料亭の料理長を歴任され、NHKでも放映されている実力者です。
自ら、京都と料理についてお話しいただき、季節を感じる氷室の冷たさを当時の貴族も驚いたそうです。など数々のお話しを伺いました。

<禅居庵 摩利支天堂>
建仁寺塔頭禅居庵は摩利支天堂と呼ばれている。臨済宗建仁寺派で本尊は聖観音を安置する。
摩利支天堂には開運と勝利の神 摩利支天を祀る。開運勝利の信仰がある。亥年の守護神として
知られる。寺の守護として亥が鎮座している寺は珍しいのでご案内しました。

<両足院> 
両足院は、建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈・黄龍派(おうりょうは)を受け継ぐ龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師を開山とする臨済宗建仁寺派の塔頭寺院です。
通常非公開寺院ですが、半夏生が美しいので公開の要望を受け、この時期のみ公開されています。




禅居庵 摩利支天堂の建物です。亥が守っています。
  
  建仁寺境内に入ると、桔梗や蓮が美しく咲いていました。
写真は桔梗のみ掲載
両足院の鶴亀の庭、その中で半夏生の白い花?(実は白い葉の)群生が美しい。
国宝
「如庵」茶室を模して造られ、鱗板や有楽窓など有楽斎好みの特長を見ることが出来ます。
  
  
両足院では、伊藤若冲生誕300年を記念して、日本画家
 長谷川喜久氏の岩絵具による水彩等が美しかった。
若冲を彷彿させる絵もありました。

  「祇園丸山」にいく通路は、花見小路通りなど
お茶屋街を通ります。

祇園丸山では京町屋風の建物の中で食事しました。その部屋の中で記念写真を撮りました。
   
     
   (運営委員 川崎泰弘 記す)                                  イベント実施報告一覧へ戻る