2013年07月26日(金)午前10:30~ 開催。 参加者:11名。
場所:穴守稲荷神社と羽田周辺
天気の心配があったが、薄日を射す暑さの中、羽田界隈をめぐるイベントを行った。
訪れたのは次の場所です。
●穴守稲荷神社
穴守稲荷神社は東京都大田区にあり、戦前までは現在の羽田国際空港敷地内にあった。そこには料亭があり、海水浴場があり、盛り場があり、競馬場があり、の一大行楽地であった。しかし、終戦後昭和20年9月21日、羽田の三町民3,000人が進駐軍の羽田接収により今のところから穴守へ移転を余儀なくされたのである。
またいわく因縁の問題となった赤鳥居は1999年(平成11)に羽田空路拡張のため現在地弁天橋へ移転と丁重な祭りを行った結果、移転後は祟りはなかったと言われています。
●白魚稲荷神社
猟師が漁で得た白魚を奉納する慣わしになっていたことから白魚稲荷神社と称されるようになったといいます。創建年代は不明。白魚稲荷神社の鎮座する旧称羽田猟師町の成立が正保(1645~1703)にかけての間だろうと考えられ、江戸時代の初期に創建とされたものと考えられます。羽田七福神稲荷の一社。祭神・豊受姫命。
●羽田漁港
羽田には漁港はないと思っていましたが、ほんの小さな漁港がまだあるのに驚きでした。羽田はアナゴ漁を中心に沢山の魚介類が取れる良質な漁場だった。戦後、羽田周辺の開発と工業化で一時は海洋汚染で深刻化になり、漁師は相次いで漁業権を放棄して、自由漁業による漁が細々と続いていた。現在では釣り船屋が多い。
●玉川弁財天
多摩川堤防の下に鎮座する小さな社を構える「玉川弁財天」。見たところ何の変哲もない小さな神社である。ところが、かつては宮島や江ノ島と並んで「日本三大弁天」の一つと呼ばれる神社だった。もともとは羽田接収前は羽田空港敷地内にあったものが、GHQ指令による空港拡張のため今の場所へと移転されたのである。
祀られている弁財天は「天長7年(830)空海作」と言われ、伝えられています。
写真をご覧ください。
|