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開催日:2014年06月04日(水)09:30~12:30実施。 参加者:7人。
〇会 場:台東区蔵前4-37-10 茂上工芸
〇講 師:茂上豊氏(経産省認定 伝統工芸士。茂上工芸の 3代目)
今回は金釘類を一切使わずホゾや組手などの伝統技法を駆使して家具や調度品を作る江戸指物の工房に出向き、my箸を作る体験に参加した。
生活スタイルが和から洋に移り変わってきた近年は、和の家具や調度品、服飾品の需要が大幅に減少し、伝統工芸を引き継ぐ若手も少なく、指物業界としては先行きの不安を抱えて苦悩の日々が続くと講師の嘆きが聞こえた。
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全て手作業で造られる作品。素材の木材は反りやねじれが発生しないよう厚板で一年、薄板にしてさらに3~4年も寝かせる必要があるとのこと。
ギャラリーで江戸指物の歴史や苦労話を聞き、伝統工芸の保存に危機感を持った参加者一同。
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工具は親子三代にわたり、丁寧に使い手入れをしてきたもので鋸などは当初の大きさから三分の一程度のサイズに小さくなってしまっていた。
写真は講師の茂上 豊氏。 |
掌に入るサイズの小型カンナで角棒を丸く削る作業。
先に向かってだんだん細くしていくのがなかなか難しい。
講師の手直しが入ってきれいな形の箸に仕上がっていく。
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最後にサンドペーパをかけ表面を滑らかにし、オイルを塗って艶やかな箸の完成で満足。
明日からこの箸を使うのか、飾っておくのかは聞き漏らした。今まで「作ろうに挑戦!」をシリーズで20回ほど実施してきたが難しさでは「吹きガラスで風鈴」と一二を競う。
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(運営委員 村山真三 記す) |
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