2015年03月16日(月)開催。参加者13名。 (企画・原田雅治運営委員)
愛知県の北名古屋市にある朝日新聞の印刷工場を見学してきました。
ここでは、愛知、岐阜、三重3県と静岡の一部の地域の朝日新聞を印刷しています。
一日に朝刊45万部、夕刊14万部、日刊スポーツ5万部、日本農業新聞2万5千部ほどを印刷しているそうです。
敷地は名古屋ドームと同じくらいあるそうですが、殆ど人影を見ませんでした。それほどすべてが自動化されているということです。
新聞の編集は名古屋市内にある朝日新聞で作成し、それをデジタル送信し、工場では「刷版」というアルミで出来た1枚の板のようなものを作り、これを輪転機にかけて印刷するわけですが、カラーの場合はこの刷版を4枚作り、黒、マゼンタ、ブルー、イエローをかさね印刷していくそうです。
紙の量も半端ではありません。一巻16㎞もあるそうですがこの紙を使って1分間に1300部印刷するそうです。そして朝刊も夕刊も時間差を考えて2回刷るということでした。
高速で印刷された紙面は折りたたまれてコンベヤーで運ばれ、配達地域別に束にされ、それをビニールで梱包し、配送コーナーからトラックに載せて各地に送り出す。ここまでほとんどがコンピュ-ター制御され人の手を借りずに進んでいきます。
最近の印刷技術のすごさに目を見張った見学会でした。
(文と写真 講師兼運営委員 井ノ口繁一)
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