2017年11月22日(水)開催。 参加者30名。
講師は、ドイツ駐在36年の藤井寛氏。雑誌社に写真家として記事を提供。欧州各国、南米、ネパールバルト三国で活躍した。
日本は、第一次世界大戦には、連合国の一員として参戦。実質的な戦闘行為は、中国山東半島の青島攻防。一ヵ月半で終了し、その結果、4700名のドイツ兵捕虜が、日本各地16か所の収用所に5年。
今では、忘れられたでき事となっているが、講師は、ドイツで捕虜と面談、日本各地を取材している。
捕虜が日本へ伝えたものは、
1.バームクーヘン
2.ブリジストン創立の原点のゴム
3.ヤマハのピアノ
4.ベートーベン第9の初めての演奏等があった。
収容所の所長には、西郷隆盛の長男、西郷寅太郎、真崎中佐等がいた。当時の捕虜の待遇には参加者全員がびっくり。
収容所内外でのトラブル。逃亡事件と当時の手配書の話など、興味のつきない講演であった。
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