開催日:2018年02月15日(木)実施。 参加者11名。
天明8年(1778年)創業の鳥弥三は、約230年間、鳥の水炊き一筋という京都で一番古い水炊きの老舗。かの坂本龍馬や北大路魯山人もこよなく愛したといわれています。
30時間煮込んだ白濁したスープは、見た目以上にあっさりとし、丹波地鶏を柔らかく包みこむかの如く信楽焼の鍋に満たされています。小粋な仲居さんが、席で調理してくれ、取り分けもすべてお任せで、我々は、最高の状態でいただくだけ。
8代目当主からお話を伺い、建物も創業時からのものとのことで、部屋の中にある柱はなるほど綺麗にすり減っていました。
秘伝のたれは一子相伝というか、一代おき(祖父から孫に)に伝えられているそうです。(親子2代がその作り方を知ることにより、秘伝の断絶リスクを減らす意味か?)
食事後には、龍馬がいつも使った小部屋とか、人に見られずに2階から、地上の高瀬川縁へ出られる隠し階段とかも見学し、皆さん満足していただきました。
(文・撮影と企画:藤村)
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