2018年02月17日(土)開催。参加者9名。 (企画・淺田賢二運営委員)
うーん!と頭を抱えるような講演。性同一性障害について
講師は、名古屋大学病院の医師「松尾かずな」氏
松尾さん自身も当事者の一人として、いじめにあったり人知れず苦労した話を交えながら「性同一性障害」とは何かについて話をしていただきました。
今でこそある程度社会全体がその存在を認めるようになったものの、歴史的に見れば、多くの偏見や差別等が世界規模で発生しており、それを取り除くためにいかに努力してきたか。男、女という単純な分け方だけでは律しきれない問題にどう対応していくのか。
大きな不安を抱えた当事者や家族が抱える悩みにどう向き合っていってあげればよいのか。
松尾さんは、そんな観点からNPO法人「TTSファミリー」という組織を立ち上げその支援活動に尽力されています。
奥の深い問題です。現実から目をそらすことなく、社会全体でとりくんでいく問題であろうと思いました。
企画者追記:講演後、自然な形で20分程参加者間の意見交換が行われました。また、散会後に「感じるものがあり良かったよ」とのお話も頂き、企画者として励みになりました。
こころから感謝申し上げます。
(文、写真 井ノ口繁一運営委員)
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