2018年04月20日(金)開催。 場所:鎌倉。
今日の鎌倉山は初夏を思わせる日差しが強かった。山の梢から鶯がなく声が爽やかで心地よく散歩をしました。源頼朝が建立した永福寺跡(ようふくじあと)と名庭園で知られる瑞泉寺を訪れました。簡単に紹介します。
●永福寺跡(ようふくじあと)
永福寺は源頼朝が建立した幻の寺といわれています。永福寺は1192年(建久3)に奥州平泉の中尊寺、毛越寺、無量光院などを模して建てた寺である。
一説には弟源義経と奥州藤原氏の霊魂を慰めるために建立したといわれるが、それとともに頼朝自身の権勢を世に知らしめるためだったともいわれています。本堂は二階堂と呼ばれ、本尊は釈迦如来だったと考えられています。
跡地は国の指定史跡となっていて、本堂の「二階堂」の名は地名として残されています。
永福寺は、二階堂中心に薬師堂、阿弥陀堂、三重塔など備えた壮大な寺院であったようです。1405年(応永12)に焼失してその後廃絶した。しかも、頼朝自身はその完成を見ずに亡くなっています。
世界遺産候補である鎌倉の永福寺跡はどこまで復元されるのか鎌倉市に期待がかけられています。
●瑞泉寺
瑞泉寺は鎌倉公方の菩提寺として、鎌倉五山に次ぐ関東十刹に列せられる格式のある寺である。
秋には寺を囲む山々の紅葉が錦の屏風のように美しいことから山号錦屏山(きんぺいざん)と名ずけられたということです。夢窓国師は、後醍醐天皇や足利尊氏に深く帰依し、鎌倉、南北朝に臨済宗で重きをなした僧です。作庭に才を発揮し、昭和45年発掘、復元された仏殿背後の庭園は夢窓国師の作として、国の名勝に指定をされています。
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