イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2018年04月25日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2686 医学講座:排尿症状・お困りQ&A

     
開催日:2018年04月21日(土)実施。 参加者:43名。


加齢と共に日常生活で排尿症状に悩んでいる会員は多く、本日の講演にも多くの参加者が来場しました。
講師の東京保健医療大学・看護学部教授の阿部先生は、排尿症状に関して永年の研究のテーマの一つです。

講演用の手作りのテキストと、別刷の排尿日誌などを基に拝聴しました。
看護学の専門として医師と患者の間に立って、症状などの理解ができていますので講演後の参加者からのQ&Aもスムーズに応えて貰い、会場で簡単な尿失禁予防の「骨盤低筋群体操」を参加者と共に指導して貰いました。

<講演内容・一部抜粋>

排尿症状 ・尿勢低下 ・尿線途絶 ・排尿遅延 ・腹圧排尿 ・排尿後症状 ・残尿感 ・排尿後滴下
・前立腺肥大症の排尿症状 ・蓄尿と排尿が同時に現れる ・排尿後症状もあり。

排尿症状(下部尿路症状)日本では60歳以上男女約78%が排尿症状あり。
頻度として、頻尿<夜間・昼間>が高い。

診療とケアとして、医師は初期診療のアルゴリズムに沿って検査・治療を検討。
内科医から専門医受診を勧められる自覚症状。
 ・下部尿路症状が重度 ・膀胱痛 ・夜間頻尿が主症状。

生活指導
 過度の飲水の制限(2L以上/24時間ならば)炭酸飲料 コーヒ アルコール摂取制限(特に夕食後)
 便通の調節 適度な運動 過度の冷えを避ける 刺激性食品の制限



 
(参加者のN・Sさんの声)

分かり易く説明して貰い、勉強になりました。医師にはあまり質問出来ませんが大学で専門的に研究している看護学教授からの講演、大変参考になります。次回の便秘の講演も是非お願いしたいです。



講師の阿部教授
会場では補助席も追加
     
   (運営委員 北 健二 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る