開催日:2018年06月05日(火)実施。 参加者:30名。
全国で3番目に大きい横浜少年鑑別所を訪問参観しました。
各都道府県庁所在地などに、52ヶ所設置されています。
当所の沿革は昭和24年に業務を開始、昭和25年に保土ヶ谷区に庁舎竣工、昭和47年に港南区移転し、平成12年に現庁舎竣工。
法務省所管の少年鑑別所の目的は
①家庭裁判所(家裁)等の求めに応じ鑑別を行う。
②観護の措置の決定が執られて収容している者等に対して観護処遇を行う。
③地域社会における非行及び犯罪の防止に関する援助を行う。
業務の概要は心理学・医学・教育学などからの<鑑別>、収容している者の取り扱い<観護処遇>
「法務少年支援センター」として関係機関・団体からの依頼に応じた活動<地域援助>です。
対応する家裁及び支部は、横浜家裁本庁と支部は川崎・横須賀・小田原・相模原支部5ヶ所です。
併設のよこはま法務少年支援センター(青少年心理相談室)では非行、犯罪、進路、不登校、家庭内暴力などの悩み事に専門スタッフが相談に応じています。鑑別所には約4週間入所。
最近の犯罪の特徴として多いのは、オレオレ詐欺・粗暴犯・薬物など。暴走族などは減少。
非行は、昭和26年・39年・58年がピークだった。背景はひとり親、貧困、虐待②発達障害、知的障害
年齢は16~17歳が多い。一日の日課は、面接・心理検査・屋外運動・学習支援 家族との面会、健康診断。
不健全な生活や不良交遊→少年鑑別所で自分の問題への気付き(規則正しい健康的な生活をおくる)
7:00起床~21:00就寝。図書室、風呂、部屋、グランドなど所内を見学後、質疑応答で終了。
鑑別所の職員の方々、ご案内やご説明有難うございました。
<参加された会員の感想>
●少年院と少年刑務所と少年鑑別所の違いが、よく理解出来ました。(横浜市・男性)
●以前、民生委員の仕事をしている時に少年院を参観して今回、少年鑑別所を参観できて
よかったです。(東京都・女性)
●職員の方々が、例え横浜に住いがあっても単身宿舎に住むのは大変ですね(町田市・男性)
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