2018年06月17日(日)開催。参加者17名。 (企画・原田雅治運営委員)
尾張名古屋は城でもつと言われています。その名古屋城と先般完成した本丸御殿を見学してきました。
名古屋城は現在木造に立替準備のため、残念ながら入館は出来ませんでした。
今回は上洛殿と別棟の湯殿・黒木書院が公開されました。
名古屋城本丸御殿は尾張藩主の住まいとして徳川家康の命により慶長20年(1615)
に建造されましたが昭和20年の空襲で天守閣とともに全燃し、平成21年に復元事業として着手、つい先日平成30年6月9日(土)に全て完成し公開されたものです。
本丸御殿の部屋は総檜造りで総工費150億円のうち50憶円が寄付にて賄われ、現在は名古屋城木造立替と本丸御殿の積立寄付を受付中とのことです。
上洛殿は一之間・二之間・三之間・松之間・納戸間と続く豪華絢爛な彫刻や飾り金具を使用、贅の限りをつくした造りでした。
別棟の湯堂書院は将軍専用(湯殿)風呂場で檜の浴室、釜で湯を沸かし湯気を内部に引き込むサウナ式蒸風呂です。
黒木書院は質の高い松材を用いた落ち着いた空間で用材の色から黒木書院と呼ばれています。
襖絵も色味を落とし風格のある水墨図・山水図・四季耕作図などで配色されています。
当日は混雑を避けるため、集合時間を30分繰り上げて開館時間に入館したので待ち時間を回避できました。また家族連れ親子や多くの外国人観光客が見られました。
(文・写真 原田雅治運営委員)
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