2018年08月19日(土)開催。参加者16名。 (企画・鈴木順運営委員)
株価が突然乱高下したり、為替が微妙に動いたり、最近の金融市場では予期せぬ動きが現れています。何か大きな変動の前兆なのか。
今回は、格付投資情報センターの伊東信行会長をお招きして、最近の金融証券情勢についてお話を伺いました。
アベノミクスの功罪を皮切りに、米中貿易戦争の裏側等経済問題の分析現場で働く人にしかわからない情報などを中心に話していただきました。
アベノミクスは株価の上昇と景気の拡大という光の部分はあるが、GDP成長率は1%に過ぎず、物価上昇目標の2%には程遠い現状にあり、長期金利が0%などという考えられない政策で、実質賃金も一向に増えないという冴えない現実、出口も見当たらないなど我々が日頃感じていることが、裏付けられた感じがしました。
多くの資料を駆使しての説明ではありましたが、金融証券世界の奥深さを改めて痛感した講演会でした。
(文と写真 井ノ口繁一運営委員)
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