開催日:2019年4月 2日(火) 当日参加者11名 申込み12名
京都の東山の鹿ケ谷の山裾に傾斜地を利用した広大な敷地に建てられた建物と瞑想にふける「哲学の道」桜が美しく咲く時期に椿に咲く「谷の御所」を訪れました。
カメラの調子が悪く映像が不十分で申し訳ありません。
<和中庵>
日本の化学繊維の市場の礎を築いたパイオニアの1人で、レーヨン(人工絹糸)で現帝人や旭化成が工場経営に乗り出す中、工場経営はせず、毛糸事業に重点的に投資して、「スキー毛糸」で財をなした近江商人の藤井彦四郎が、一万数千坪の土地に和中庵と名付けられた邸宅を建設した。皇族も宿泊し、戦後は進駐軍がここを占拠して寝泊まりをしたとか云われている。現在は、ノートルダム女学園に寄付され、そこの所有となっている。
<哲学の道>
京都大学の教授であった頃、この道を瞑想にと散策された西田幾太郎氏が、散歩道にしていた道に、桜が植えられ哲学の道として全国に知れ渡る様になった。
<谷の御所>
和中庵の出入口に「椿の寺」として知られる尼門跡寺院の「霊鑑寺」も訪問。
別名「谷の御所」と言われ、後西天皇の院御所から移築した書院には、狩野派の絵や庭には京都の指定天然記念物の日光椿や珍しい黄色の椿など100種類が咲き、散椿も美しかった。
撮影協力:元IBM 松本輝男氏
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