イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2019年5月29日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

3091 新緑のもみじが美しい嵐山と嵯峨野散策

開催日:2019年5月24日(金) 当日参加者6名 申込み10名

<愛宕念仏寺>
聖武天皇の娘の称徳により創建。天平時代の建物 天台宗の僧千観内供(せんかんないぐ)比叡山の末寺となる。本堂は鎌倉中期のもので重文。内部の天井は繊細な小組格天井で鎌倉時代の美しい曲線をとどめている。また、千観は自ら本尊を彫ったと伝えられて「厄除千手観音」の名で厚く信仰されてきました。
地蔵堂には、「火之要慎」のお札で知られる、 あたご本地仏「火除地蔵菩薩」(平安時代)がまつられています。

<美観地区>
京都の伝統的建物群保存地区で、愛宕街道に面し、愛宕信仰の門前町として栄え、多くの旅籠、や土産物店で栄えていた。昭和4年の開業した愛宕電気鉄道が嵐山から清滝まで敷設され、スキー客が多く訪れたとは驚きでした。昭和19年に廃線になった。

<祇王寺>
京都奥嵯峨、平家物語にも登場する「平清盛」が寵愛した「祇王」が尼として余生を過ごした場所と言われている歴史ある寺院です。
平家の平清盛に愛され、白拍子 仏御前に鞍替えされ、捨てられた祇王。その仏御前も清盛に捨てられ、仲良く余生を送った。
 
<常寂光寺>
紅葉の名所として知られる小倉山の中腹に寺域を占める日蓮宗の寺院。
慶長元年(1596)大本山本圀寺十六世究竟院日禛上人がこの地に隠棲して開創した。
京都の豪商であった角倉了以が土地を提供した。



愛宕念仏寺は何故か外国人の
“通”の方もよく知っていた
千二百躰の羅漢像が表情豊かに並び、
訪れる人々の心を和ませてくれる
「癒しの寺」として親しまれている


愛宕念仏寺の門前でハイポーズ
愛宕街道に面した茶店で、
今も繁盛して入る“鮎料理”の平野屋


祇王寺の青紅葉から見る
茅葺屋根は絵になる風景

江戸時代の人びとの数学の学力を高めた
塵劫記。数学者関孝和はこれがなかったら生まれてなかったかもしれない
 常寂光寺の多宝塔、紅葉のメッカ
     
     
   (運営委員 川﨑泰弘 記す)          イベント実施報告一覧へ戻る