開催日:2019年6月6日(木) 当日参加者34名 申込み39名
2010年1月21日から始まった「天皇と日本の歴史」は9年にも及ぶロングセラーの講演になりました。今回の講演で、67回の講演回数を数えることになりました。
毎回講座30名以上の参加者で、夏には冷房も効かない位熱気にあふれます。
講師の今井敏昭氏はサラリーマンのご出身で、京都検定1級(5%くらいしか1級は合格しない難関です)をお持ちで、京都産業大学研究所研究員の肩書で学生にも講義されています。
講師独自の切り口で、歴史好きの参加者の度肝を抜く内容で綿密な調査と独自の視点からの講義には、多くのフアンの心を掴まれ、例えば、戦争は武器の数、兵士の数、近代兵器かの質などが取りざたされますが、講師は兵糧からの視点で話をされるとか。ますます目が離せない講座です。
<持統天皇の皇統保持> 概要
日本の歴史の中で大きな位置付けを占めている。
天智天皇(中大兄皇子)と天武天皇(大海人皇子)の時代は、皇統保持にため近親結婚をして濃厚な血縁で結ばれた天皇家一族の世界を形作っていた。
そして、次の天皇候補を決めればそのライバルを消していった。2人の後の皇位を保持するのが持統天皇である。父天智天皇が律令国家、天武天皇が天皇権力強化を受けて、国軍創設(軍団兵士制)や上皇制日本書紀などを編纂し、初の火葬、大宝律令などをを孫の文武天皇と作り上げている。
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