講師の戸恒東人様は、大蔵省(現財務省)造幣局長を退官後、
様々な企業の監査役や特別顧問を歴任し
現在俳人として活躍中です。
「知的探求講座」の第一回目の講演を、お願いしました。
講演の前に自己紹介(略歴)と、ご自身の俳句観についての解説がありました。
講演内容は以下の通りです。(抜粋)
A~謎の人物 曾良について
1.生い立ちと長島藩仕官まで。
2.江戸に出て芭蕉の門人となる。
3.「奥の細道」の旅の随行と芭蕉の死。
4.曾良は、九州巡見使随員に任命され壱岐で死去。
5.榛名山中の謎の老人。
B~曾良密偵説がささやかれる背景
1.曾良旅日記の詳細な記録
2.僧侶の風体で旅に出たこと。
3.「奥の細道」の旅で、3ヶ所で芭蕉と行動を共にしなかったこと。
4.後年、幕府巡見使として北九州を巡察したこと。
5.何処で亡くなったか不明なこと。
C~何を探索したのか?
1.仙台藩の動向
2.金沢藩の動向
3.諸藩の動向(黒羽・鶴岡・村上藩)
4.経済情勢、米相場 通貨相場(金一分が何文か)等。
D~探索命令者。報告と報奨金
1.命令者は井伊直該(なおもり)<日光造修惣奉行・三代目彦根藩主>という説。
2.費用及び報奨金は、幕府から後に交付。「奥の細道は」170万円の旅だった!
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