イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2019年12月25日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

3270  歴史探訪・吉田松陰と大老井伊直弼の因縁!

 
開催日12月12日(木) 午前10時から
場所:世田谷区豪徳寺から三軒茶屋まで

<主な訪れた所>

、 世田谷八幡神社

寛治五年(1091)後三年の役の帰途、源義家公がこの宮の
坂で豪雨に会い天気回復を

待つため滞在すことになった。今度の戦勝は氏神している
八幡太神の御加護によるものと思い、

豊前国の宇佐美八幡宮の御分霊をこの地に勧請しお祀り
したことに始まる。

2、 曹洞宗 勝光院

建武二年(1335)に世田谷城主吉良治家が開基となり
臨済宗金谿山竜凰寺として創建した。

天正元年(1873)吉良頼康の子氏朝が住持天永琳達禅師を招き、父の院号により興善山勝光院と改称の上、曹洞宗に
改めました。

3、 世田谷城址跡(現在公園)

世田谷城は、足利氏と同族の吉良治家が1336年鎌倉公方・足利基氏より武蔵荏原郡世田谷を拝領して居住するように
なり世田谷館平城築いた。
吉良御所、世田谷御所と呼ばれました。

現在、わずかに面影が残っています。


、 豪徳寺

豪徳寺は1480年世田谷城址・吉良政忠が、伯母で吉良頼高の娘である弘徳院の住まいとなる「弘徳院」と庵を結んだのが始まりとなる。

当初は臨済宗でしたが、1584年から曹洞宗と改めました。

1633年に世田谷領が彦根藩の管轄となると、彦根藩主・
井伊直考が井伊家菩提寺として伽藍など整備しました。

猫で有名な話は、井伊直孝が鷹狩りにこの地に訪れた際に付近をとった時、猫が井伊直孝を引き寄せるように
門内に招き入れると、天候が急変して「雷雨」になって
身の安全を守ってくれたという。

また、安政の大獄で有名な大老<井伊直弼>の墓がここに葬られています。

、 松陰神社

安政の大獄で江戸伝馬町の獄中にて三十歳の若さで
刑死された<吉田松陰>はこの地で神社として
祀られています。

長州の<萩>の松下村塾では、高杉晋作、桂小五郎、
伊藤野文などの多くの門下生を輩出し、いずれも明治維新の
立役者として活躍しました。



 世田谷八幡神社

豪徳寺

招き猫 

井伊直弼墓

松陰神社

集合写真


     
   (運営委員 伊藤照男 記す)    イベント実施報告一覧へ戻る