炎暑の後、天候不順の日でしたが「仏像のみかた」のキホンのキとして、今回如来と菩薩を取り上げて丁寧に分かり易く受講しました。
「講師:宮澤やすみ氏」 プロフィール抜粋
神仏研究家 音楽家 執筆業 小唄の師範 TV・ラジオ出演あり。現在は三味線と歌で国内外で幅広く活動中。通称「歌う神仏研究家」
講演内容 抜粋
①仏像は仏教(経典)に登場するキャラクターを造形したもの
②如来、ほとけそのもの 完全な悟りを開き、人間を超えた存在
③如来 見分けるポイント 手のポーズ(印相) 持ち物
④如来 基本三体 釈迦如来 薬師如来 阿弥陀如来
⑤バージョンアップした如来として 大日如来 毘盧舎那如来
⑥菩薩 インドの王子の姿(冠 アクセサリー 結上げた髪など)
⑦菩薩 完全な悟りを開いていない 如来を目指して奮闘中。
⑧菩薩 見分けるポイント 頭 姿勢 持ち物 乗り物
⑨菩薩 基本三体 観音菩薩 弥勒菩薩 地蔵菩薩
⑩菩薩 変化観音として十一面観音 千手観音 不空羂索観音
馬頭観音 如意輪観音など
その他 本尊の左右に立つ「脇侍」菩薩 見分けるポイント
釈迦如来 文殊・普賢菩薩 獅子に乗るのが文殊菩薩、普賢菩薩は象に乗っている。
薬師如来 日光・月光菩薩 立ち位置で判断
阿弥陀如来 観音・勢至菩薩 勢至菩薩は頭上に水瓶で合掌
参加者のひとこと感想
*如来の頭のぶつぶつが螺髪(らほつ)など分かりました(横浜・男性)
*少しづつ仏像が理解できて、次回の講座が楽しみです(都内・女性)
*聴いた話を忘れない様に、早く誰かにうんちくで話したい(都内・女性)
次回のスッキリわかる!「仏像のみかた」② 明王と天部
2024年1月31日(水)PM2:00~4:00 三州郷土館
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