JASSで行われたサークル活動のご紹介と活動報告を参加者・世話人の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2013年10月09日掲載 

C34 中部サークル「時代の歌・心の歌 愛唱会」が出きるまで!

       
    

サークル1107「時代の歌・心の歌 愛唱会」 (世話人 大池 廣)

「マイクを持ってカラオケを歌う」というおきまりのひまつぶしは
40代のころからの趣味のひとつでした。60を過ぎてJASSの運営委員になり、担当は「カラオケ」と「麻雀」。暫くして「カラオケ」を引き渡し、その後伊島委員から歌声喫茶風に「みんなで歌うカラオケ」サークルを立上げて見ませんかとの誘いを受けました。一緒に会場の下見をしたのが「カラオケKOHAKU」。あとから聞けば委員のOB会で何回も実施済みだったとか。いろいろアドバイスをしてくれたのも道理です。


私は子供のころから歌が好きで、音楽との縁はなかなか切れません。皆で歌う「歌声喫茶」の楽しい思い出に逆らえなくて、ついに「愛唱会」(正式名称を「時代の歌・心の歌 愛唱会」)発足となりました。





  「時代の歌・心の歌 愛唱会」に参加して
                                  (/写真伊島吉哲

大池 廣運営委員が愛唱会をスタートされて約4年、年々参加者が増え30名近くの方が登録されている。このうち 毎回の参加者は16名〜20名。受付の11時になると続々と集まり11時半頃にはこの日の参加者の顔ぶれが分かる。今年から受付と同時に名札を受取り自由に着席。初参加の方でも、名札のお陰ですぐに名前を呼び合い親近感で和んでいる。受付時に食事とドリンクは決められた中から選びスタンバイ。(ドリンクは3杯までOKは嬉しい) 

大池委員は、出席確認とオーダー手配。続いてこの日に歌う曲がまず12曲程度セットされ、これを皆んなで歌う。(この曲は、テレビで放映された懐かしのメロディーを毎回、水谷 存さんが紹介してくれています)

お店からは一回目ドリンクが運ばれ、
1230分頃には食事も済ませ小休止。午後の一番は斉藤英夫さんと越智順子さんのハーモニカ伴奏で、用意されたなつかしい童謡・唱歌を4.5曲歌うのだが、その前にこれらの曲がどんな心境で作詞されたのかを、越智順子さんの資料によって、大池委員が解説する。(この演出が参加者のこころを惹きつけます) この頃2杯目の飲物が配られる。続いて懐かしい時代の歌が15曲ほどセットされこれも歌いきる。流石に疲れるので、会員の一人(松尾純一さん)の指導で柔軟体操を行う。それが終わった頃に3杯目のドリンクが届き小休止。程なくこの日の締めの曲を5.6曲歌い3時半頃には終える。といったところがこの会の流れだ。ここまで来るのに試行錯誤しながら改善が図られ、より良い姿になってきたと感じる。委員ひとりの努力だけでなく、参加会員が連帯してつくりあげたサークルだと思う。

歌の上手下手は関係なく、歌える曲は歌い、知らない曲はなぞって歌い、眠くなると居眠りも出来る。タバコを吸いたい人は、こそっと外で喫煙してくる。そして知らない歌を覚えて帰る。愛唱会はこんな気楽さや、和やかさがハーモニーを生み出して、こころに響いてくる会なのだと思う。



テキストで熱心に歌う参加者
2台のハーモニカに合せて唱歌・童謡を全員で歌います。左;斉藤英夫さん、右:越智順子さん
大池委員が作詞家の思いを朗読
 
この日は荻巣千津さんの音頭で全員が曲に合せて柔軟体操を!
 
唱歌・童謡・叙情歌誕生の歴史を資料で学ぶ
 


<当日の解説資料>

テーマ曲 唱歌「浜千鳥」大正8年発表 作詞;鹿島鳴秋 作曲;弘田龍太郎
歌詞 @青い月夜の 浜辺には
    
親を探して鳴く鳥が

      波の国から 生まれでる
      濡れたつばきの 銀の色

    A夜鳴く鳥の悲しさは
    
親を尋ねて 海こえて

      月夜の国へ消えてゆく
    銀のつばさの浜千鳥


<浜千鳥 朗読紹介>大池 廣

流麗でいながら、なぜか悲壮感が漂う「浜千鳥」は、作詞者の鹿島(めい)(しゅう)が亡くなった娘をモデルに♪親を探して 鳴く鳥・・・とつづったと長く言われてきた。だ私は、娘の逝去した年が、歌の発表の12年後だったことを突き止めた。

ではいったい、♪親を探して 鳴く鳥・・・とは誰だったのか? どうやらこれは鹿島自身のことだったようなのである。

彼は幼いとき父母と生き別れ、祖父母に育てられた。♪親を探して・・・泣いたこともあったろう。暗い苦しい少年時代だったろう。でも人生の荒波に打ち勝ってここまで歩いてきたのだ。そんな苦悩から抜け出した自分を、♪波の国から 生れ出る・・・と表現し、悲しみも過去も、 ♪月夜の国へ消えてゆく・・・と書いた。

詩作のころ、彼は結婚し子供にも恵まれ、自分の家を持ち、まさに幸福の絶頂期だったそうである。
この歌は悲しい歌なんかではない。そこにあるのは、悲壮感ではなく達成感だったのた゛から・・・。

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「時代の歌・心の歌 愛唱会」に関心のある方は、体験参加で一度ご参加ください

 * 開催日:毎月1(原則第3水曜日11時〜)
 * 参加費:当日
 * 場所:名駅 カラオケKOHAKU
 * お問合せ連絡先
:
大池 090-6330-0164又は事務局0561-48-4914/090-1476-7587伊島


       (城島 輝臣 記す)