2016年07月22日(金)開催。参加者15名。 (企画・水野美代子運営委員)
東海市の北部(名古屋市南区との境界に近い)名和町にあるコカ・コーラ イーストジャパン(株)の東海工場を見学しました。
名鉄河和線の名和駅から西へ1km強のところにあるこの工場は、日本コカ・コーラ社から原液供給を受けてコカ・コーラを調合し、ボトルに充填しているボトリングの会社と認識していましたが、他にもスポーツドリンク、緑茶、十六茶、ファンタ、缶コーヒーなど、普段私が飲んでいる多くの銘柄の飲料も製造していることを、今回の訪問で初めて認識し驚きました。
コカ・コーラの発祥の地が米国ジョージア州なので、これを取って缶コーヒーのブランドにしたとか。工場の2階のプレゼンテーションルームにはこれらの商品群が(すべてではないが)陳列されており、その中から自分の好きな1本を頂いて席につき、案内嬢の説明を受けました。
コカ・コーラのびんは独特の形をしており、女性のボディを形取ったものとか聞いていましたが、実際には1916年に類似品との識別を容易にするために、「触ったら暗闇であってもすぐ分かるように」と決めたものだとか。当時のガラスボトルは今はペットボトルに変わり、太く短い試験管のように一次成形した材料を購入し、これを工場内で加熱後、膨らませてペットボトルを作っているという。空容器で購入すると嵩張るので運賃が高いでしょうからね。日本でビン詰めをするようになったのは第二次大戦後(1957)だが、大正時代(1919)には既に輸入され、高村光太郎や芥川龍之介などもハイカラ品として愛飲したらしい。
コカ・コーラを飲むときはコンビニか自販機が多いが、自販機もまた進化しているという。災害発生時には、自販機の電光表示板にニュースを流したり、コインを投入しなくても飲料を手に入れることができるようになっているという。知らなかった! 飲むものがない人は助かるね。ただ自動補給ではないので早いもの勝ち。他にもたくさんのエコ活動の紹介がありました。作業着はペットボトルのリサイクル材料100%でできているとのこと。よく頑張っていますね。
工場見学の後は名和駅東南(東南700m)にある「あらや」で日替わりランチを頂きました。卵かけご飯はいつ以来かな。するすると喉を通るので、たっぷりのご飯を食べ過ぎそうなのが怖い。12時の時報で店を出て、今日はたっぷり時間が使えるなあ。
(文と写真 岸田匡弘会員)
|