イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2017年01月11日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2249 「琵琶湖周航の歌」誕生秘話100年記念講演

     
2016年12月06日(金)開催。 当日参加者15名。申込19名。


今年は、三高寮歌として学生たちの愛唱歌として広まった「琵琶湖周航の歌」が誕生してからその原曲「睡蓮(ひつじぐさ)」が100年目に当たります。
(加藤登紀子が歌って大ヒットした)

「われは湖の子 さすらひの 旅にしあれば しみじみと」で始まる『琵琶湖周航の歌。』
琵琶湖の美しい背景を、雄松→今津→長浜→竹生島→彦根→長命寺をボート漕ぐストーリイで展開するこの歌の存在を、多くの人にこの歌を知ってもらいたいと自分で調査され、苦労の末自費出版された元NHKアナウンサーの飯田忠義氏の講演がJASS 十三会場でありました。

作詞された小口太郎氏は、秀才で三高(元京大)から東大で工学を学ばれましたが26歳の若さで亡くなる。他方、原曲者「ひつじぐさ(睡蓮)」の作曲者 吉田千秋氏と判明するも結核に患い24歳の若さで亡くなる。若くして既に亡くなられた2人歴史を実地に調査され、それを映像で辿りながら感慨深げに解説された。

そしてその秘話として
この若き2人の歌、作曲の睡蓮は讃美歌で、作詞の中身は仏教でキリスト教と仏教のコラボの曲だ。
歌碑は7ケ所にあるが、原曲は4番までで2番追加され、長命寺は、実際は西国31番であるため、歌詞の10番であるためこの部分がCUTされた歌碑になっている。
また、ボートでの遭難の曲の様に言われていますが、曲が出来てから遭難事故があり無関係とのことです。
 
滋賀県の今津に琵琶湖周航記念館があり、また、加藤登紀子を始め関係者の間でイベントが
開催される予定で、その先取りをしました。

 <写真>

JASS十三会場で講演されている様子
琵琶湖周航された所の地図
 
6番の歌碑の内、西国十番 長命寺の部分のない歌碑
     
   (運営委員 川崎泰弘 記す)                                  イベント実施報告一覧へ戻る