2017年02月10日(金)開催。参加者11名。 (企画・原田雅治運営委員)
愛知県日進市にあるマスプロ美術館で浮世絵と陶磁器を観賞してきました。
ここはアンテナ等テレビ関係の機器を製造する会社「マスプロ電工」の企業博物館です。
創業者の端山孝さんは、なかなかの趣味人で、洋ランの栽培や美術品の収集にも熱心で、多くの作品が集められていました。
今回観賞したのは、文明開化期の横浜や東京の風景浮世絵。600点に及ぶ作品は保存もよく、当時の生活や人々の異人を見る感覚などが多くの作品から見て取れました。
特に、きわめて細かい文字や地図などが克明に刷られており、これが版画とは驚くばかりです。写楽をはじめとする美人画も多く、好事家にはたまらない作品群です。
もう一つの展示が陶磁器。有田を中心に古九谷や柿右衛門。そしてお馴染みの美濃、瀬戸、常滑、志野に織部と楽しい作品が陳列されていました。浮世絵がこれだけ多く並べられているのは珍しく、時間のたつのも忘れて見入っている方もいました。
撮影禁止のためお見せできないのが残念ですが、興味のある方はぜひお出かけ下さい。
(写真と文 井ノ口繁一運営委員)
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