2017年03月06日(月)開催。参加者12名。 (企画・原田雅治運営委員)
1月に実施された我が街の地震・津波対策講演後、今回は、津波はなぜ起きるのかを体験するため名古屋港湾空港調査事務所内にある伊勢湾水理環境実験センターを訪問しました。
現地到着後、室内で設計課長鬼頭氏の挨拶のあと係員より中部の防災について、特に地震・津波・高潮の災害事例や東北地方太平洋地震による津波災害の様子やGPS波浪計による津波観測システム・名港防波堤の構造化等の取り組みの話を聞きました。
実験センターは伊勢湾・三河湾の埋め立てなどによる潮流の変化が及ぼす水質の変化や環境への影響、水質汚染の対策等を研究調査する機関で、2000分の1の大きさで海底隆起159分の1で再現された伊勢湾環境水槽(潮汐発生装置)・波浪平面水槽(造波機で波を発生)・長水路水槽(造波によるブロック設置で消波)などの実験や展示物が見られます。
波を機械で発生させた場合の湾内の汚濁拡散のメカニズム、大規模な埋め立て地を造成する場合の潮流の変化(代表事例として中部国際空港の地形・位置を検討)
海岸提防に多数のブロックを設置することで、台風や津波があった際、効果的に波を止める実験などを見ることができました。
(写真と文 原田雅治運営委員)
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