イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2017年04月26日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2351 第14代横綱審議会委員長を終えて

     
開催日:2017年04月18日(火)実施。 参加者29名。


午前中の暴風雨も次第に止んで、青天になり3日連続の真夏日の中、今年1月に横綱審議会委員長の重職を終えた千葉大学医学部名誉教授・整形外科医の守屋秀繁先生を、お迎えして講演会を開催しました。

講演の内容ですが、
第一部・横綱審議委員会の相撲協会においての役割他休憩の後、第二部・新横綱稀勢の里誕生物語。(以下横審と略称)

第一部では、

横審の委員になった経緯ですが,横審委員で人間国宝・歌舞伎役者六代目澤村田之助さんの主治医が縁で、澤村さんの退任の代わりに2007年横審のメンバーの一員に推薦された訳です。

以来10年間横審のメンバーで2015年14代目・横審委員会委員長に就任。推薦者は13代目の元読売新聞社社長内山さん。
推薦理由は、守屋先生が委員会で一番暇そうに見えたから? 実は一番熱心に横審委員会に出席され、委員長就任後の本場所では10日以上出かけた。

横審委員長の最終決定は当時の理事長北の海の専決事項。医師で歴代委員長就任は2人目、一人は東大医学部内科教授の上田英雄先生。土俵下の砂被りでは、飲食はダメ。満員御礼とは8割の入り、満員札止めとは、チケット完売の事、横審委員は無報酬・交通費なし。

プライベートで旧横審委員のお付き合いしている方は、山田洋次監督、内館牧子(ガールフレンド?)、澤村田之助さんら。現在の委員の都倉俊一さんは、無類の相撲好きとか。
モンゴル力士はハングリー精神が強い、ほとんどの力士がモンゴルに仕送りをしている。

第二部では


横綱推薦の順番として審判部→理事会→横審が最終判断。日本出身力士としては19年ぶりの横綱誕生。春場所での怪我は、救急車で大阪警察病院へ。稀勢の里は大きいのでMRI使用できなかった。力士はスーパーマン?治りが早い。

以上マスコミにも知らない話を沢山聴けましたが、紙面の都合で講演内容を全て記載できません。
参加された会員の方にお聴き下さい。医師として冷静な目で相撲協会に対し的確なアドバイスをされた守屋先生に参加者は敬服し大変満足した講演でした。

講演会に出席されなかった方は、ブログ「名誉教授の独り言」をご覧下さい。

 http://www.chiba-orthopaedics.com/honorary_prof/soliloquy.html(ここをクリック)



ユーモアを交えての講演
会場からの質問風景
     
   (運営委員 北 健二 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る