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2017年05月25日(木)開催。 当日参加者17名。申込21名。
紅葉や桜の時期の嵐山は、連日外国人観光客で芋の子を洗うと表現されるほど多くの人でごった返します。
そこで、新緑のこの時期に、藤原定家が小倉百人一首を選定した「時雨亭」跡がどこかは、まだ
確定していませんが、名乗りを上げている3寺を中江先生のガイドで今回訪問した。
雨上がりだったこともあり、新緑の紅葉と苔が殊更美しく、人出も少なく参加者は満喫されました。
<常寂光寺>
紅葉の名所として知られる日蓮宗の寺院。慶長元 年(1596)、大本山本圀寺十六世究竟院日禛上人開創。多宝塔の秀麗さは圧巻。
歌人でもある日禎に小倉山の麓の土地を寄進したのは、豪商・角倉了以と栄可で、小早川秀秋ら大名の寄進により堂塔伽藍が整備された。小督局の遺品などがある。
小倉山 峰のもみじ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ
江戸時代に大ヒットした数学本の塵劫記の記念碑もある
<厭離庵>
散り紅葉と苔の名所であり、紅葉シーズンのみ一般公開されます。
藤原定家が百人一首をよみ住んだ小倉山荘跡、一時は荒れはてていましたが江戸時代冷泉家によって修復された。半跏の如意輪観音が鎮座し、天井には飛天と命名された彫刻(西村公朝氏作)がある。
<二尊院>
天台宗。承和年間(834-48)慈覚大師円仁が開基。応仁・文明の乱のあと法然の弟子 湛空が再興。本尊に釈迦如来「発遣の釈迦」と阿弥陀如来「来迎の阿弥陀」の二尊が祀るため二尊院と呼ばれています。伏見城(薬医門)から移築された総門からは紅葉で敷きつめられた参道が続き「紅葉の馬場」とよばれる紅葉の名所です。
また奥には百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所がある。
またこの地は、809年頃、空海が小豆の種を中国から持ち帰り小倉山で栽培し、菓子職人の和三郎がその小豆で餡(あん)を作り、御所に献上したとされています。そのため、小倉山麓の二尊院が「小倉餡発祥の地」と呼ばれています。
角倉 了以・伊藤仁斎など名家・文人・学者のお墓も数多くある。
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小雨に煙る嵐山渡月橋
(昔は夜に月明りで橋を渡ったのでこの名が生まれた)
はなんと
ロマンチックではありませんか?
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亀山公園では、
日中国交に尽力した政治家・周恩来首相の詩。
習近平氏も訪れて欲しいです。
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湖水の横を散策。朝早くから豊田市からの参加のA氏「心が洗われる」場所だと絶賛
ただし、有名な嵯峨の竹林道では外国人観光客が集団で撮影。天気でなくてよかった。
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常寂光寺は有名な紅葉の名所地。嵯峨を見渡せる多宝塔は国宝・石山寺と秀麗さで肩を並べると言われている。
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厭離庵の中には歌作りの風趣が漂う静かな山内は幻想的。 特別に参拝させていただきました
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二尊院の薬師門(伏見城から移築された)前で記念撮影
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(運営委員 川崎泰弘 記す) |