イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2017年06月07日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2388 医学講座:百寿者調査から診た健康長寿の話

     
開催日:2017年05月30日(火)実施。 参加者28名。


NHK「クローズアップ現代」TBS健康カプセル「ゲンキの時間」などに過去ご出演しています慶應義塾大学医学部・広瀬教授をお迎えして医学講座を開催しました。

参加者の年代は、90代2名、80代16名、70代8名、60代2名です。

(講演内容)

 1 百寿者調査の目的 
 2 百寿者の人口推移 
 3 百寿者の機能と病歴 
 4 百寿者の医学所見 
 5 老化と炎症との関係 
 6 百寿者予後調査
 7 超百寿者(105歳以上)スーパーセンテナリアン(110歳以上)SC
 8 長寿と遺伝 
 9 性格と長寿のエピソード、幸せ感 
 10 世界長寿男性のメッセージ 

(まとめ・抜粋)

 百寿者では男女比1:7と女性が多い。特に超高齢者の増加が著しい。
 喫煙率が少ない。100歳の時点では、ほぼ100%が慢性疾患を持っている。
 糖尿病が少ない。動脈硬化が少ない。就学率が高く、成績の良い人が多い。
 お酒は多少ならOK。百寿者は病気が少ないが骨折が増加する
 フレイル(虚弱)の予防として、運動(筋トレ+有酸素運動)栄養摂取が有効。
 百歳まで生きる為の性格の人は、自分の人生に対し肯定的に捉えている。
 例えば、ゴッドマザーのような方、好奇心の旺盛な方。適応力がある方。
 趣味を持ち、手先の器用な方が多い。


●好評のJASS医学講座シリーズ● 今後の予定です。

  9月1日(金)医師が教える前立腺がん・最新情報
 10月21日(土)<心房細動>あなたの心臓大丈夫?
 11月8日(水)初!見学・東京都健康長寿医療センター研究所と講演。



教授は90分立直されての講演です
参加者は熱心にメモを取っています
質疑について丁寧に応えられています
教授の最新著作本(発行:毎日出版)
     
   (運営委員 北 健二 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る