開催日:2017年11月08日(水)実施。 参加者36名。
会員は、通勤ラッシュに揉まれながら?東武東上線「大山駅」に集合。
1872年(明治5年)に設立の「養育院」の流れを汲む歴史ある組織の東京都健康長寿医療センター研究所をJASSとして今回初めて見学訪問しました。
講演の前に、センター研究所のトップの井藤理事長よりご挨拶とセンター研究所の沿革と組織、また地域包括ケアシステムに関してのご説明がありました。
続いて社会科学系・副所長の新開先生から平成28年から1年を掛けて作成した健康長寿「新ガイドライン」の講演。
主な内容は、健康長寿のための12ゕ条です。1ゕ条は食生活から始まり、12ゕ条は介護・終末期。日々の暮らしの合言葉として覚える必要があります。
見学する研究所は大きく分けて、2つの研究系統があります。
一つが自然科学系研究で、
①老化機構②老化制御③老化脳神経科学④老年病態⑤老年病理学⑥神経画像の6チームが、
それぞれの分野で研究中。
もう一つの研究系統は社会科学系で
①社会参加と地域保健②自立促進と介護予防③福祉と生活ケアの3チームが、
それぞれのテーマで研究しています。
講演終了後に、参加者はABCグループに分かれ所員の方々からミトコンドリア研究、プロテオーム研究・幹細胞研究の説明を受講。高齢者の医療と介護を支える研究を推進する研究所の今回の見学は、参加した会員にとって後学の為になりました。
日常お忙しい所員の皆様方、貴重な時間を割いて戴き有難うございました。
<会員に関心のある医学・医療・薬学の今後の講演は>
1/15 怖い!誤嚥性肺炎のメカニズム・他
1/27 若い世代(子息・孫)にも伝えたい癌予防
2/2 高齢者の睡眠問題を考える
2/19 最近の話題「未病とは何ですか?」
3/12 健康食品 機能性食品 トクホ商品 効果の程はどう?
春号では、*排尿の心配 *認知症と栄養食材 *医師と患者の関係
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