イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2017年12月06日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2546 師走の京都の風物詩大根炊きと非公開寺院2寺

     
2017年12月02日(土)開催。 当日参加者11名。申込13名。


京都の風物詩である大根炊きの行事をしている寺は数件あるが、多くは大根のみ提供している。
ここ三寶寺では、柚子ごはんと大根炊きの提供と中風封じの御祈祷が評判です。

<福王子神社>

こじんまりした神社であるが重要文化財が多くあります。ガイドの中江先生の案内していただきました。それもそのはず、仁和寺を再建の光考天皇后の宇多天皇の母君を祀る。一間社春日造で、屋根は 珍しい木賊(とくさ)葺で、拝殿・鳥居・棟札及び石燈籠弐基とともに国の重要文化財に指定されている。本殿の左には丹波国から都の宮中に氷を運ぶ道中に息絶えた役夫の霊を 慰める「夫荒社」と年々大きくなっていると言い伝えられる「さざれ石」がある。他に、拝殿 正面に掲げられていた鳴滝砥石の額は一見の価値あり。

<三寶寺>

日蓮宗の寺で、最盛期には13の塔頭があったとか。千宗旦の四天王の一人山田そうへんも
茶道の研究をしていて、忠臣蔵の吉良上野が茶会を催す日を大高源五に連絡した人物である

<西寿寺>

浄土宗の尼寺。滋賀県甲賀市(上野村)から本地物を移管した大きな仏像を見学。見晴らし台では京都の西方面を見渡せ、水琴窟も楽しめた。

<妙光寺>

ともかく資料が焼失して詳細が分からない寺。高杉晋作が落ちた井戸や勤皇の志士が隠れていて、住職も殺されたとか。また、俵屋宗達作の風神雷神図が製作されたとか。昔は禅寺で10刹に入る由緒ある寺で後醍醐天皇も三種の神器を携えて逗留されたとかミステリアスな寺でした。


 福王子神社についてのガイドさんの説明に耳を傾ける参加者と珍しい一間社春日造りで屋根は木賊葺の屋根
 
 尼寺の西寿寺。
非公開でしたが仏像を当日公開していただいた。

  尾形乾山(尾形光琳の弟)が
窯で陶器を焼いていた跡の寺

 
 三寶寺の大根炊きの様子。
6時間かけて炊き込むそうです。

  三寶寺の中風封じの祈祷を
JASSのメンバ用にしていただいた。

 
妙光寺のお庭から残り福の紅葉が赤くなっていた。桜の季節がいいそうです。
 
     
   (運営委員 川崎泰弘 記す)                                  イベント実施報告一覧へ戻る