イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2018年10月03日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

2843 伏見宮家歴代菩提寺:相国寺大光明寺と慈照院

開催日:2018年9月27日(木) 当日参加者18名 申込み22名

 JASS十三会場で講演をしていただいている講師の案内で、実際に歩いて神社・仏閣を拝観するイベントです。

今回は通常非公開寺院で、禅宗の五山の第二位に位置づけられる相国寺。その塔頭2寺の拝観です。

伏見宮家歴代菩提寺の大光明寺。相国寺・金閣寺・銀閣寺の管長で、陛下の友人の有馬頼底の大光明寺と桂宮とゆかりのある慈照院を拝観。いずれも内部の庭以外は撮影禁止でした。

始めて小生のイベントに参加の方からは、京都検定一級のガイド、誰もが入れない寺、現地研修資料の充実、美味しい昼食等、他にはない流石JASSのイベントと褒められまた来ますとのコメントをいただきました。

<慈照院>
足利義政公の影堂。桂離宮をゆかりの桂宮が学問所として利用された建物が茶室・棲碧軒として作られ、織田有楽斎や千少庵、宗旦との親交から「宗旦好みの茶室」と称し「宗旦狐」の伝説で知られている。
豊臣秀吉の逆鱗に触れ切腹させられた千利休の孫にあたり、茶室には頭がいつも挿げ替えが出来る布袋像があった。

<大光明寺>
伏見宮の菩提寺となった。開山は天龍寺の国の名所庭園を作庭をされた夢想礎石国師。
本堂には普賢菩薩が安置され、合掌の普賢として知られ、本尊が普賢菩薩である寺は妙法院とこの寺ぐらい。峨眉山の庭と心の字の石庭がありました。



慈照院にいくまで、「花の御所」として知られる「大聖寺」の萩を見学
門前に「花の御所」と銘記の石碑(室町幕府があった場所)




庭の手入れが行き届いた寺の
慈照院門前から入り口の庭



 
内部の出入り口の小窓から庭が見える粋な配慮


 
 
宗旦好みの茶室「棲碧軒」


 
庭陸前松と枯滝石組が美しい庭


 
  大光明寺の峨眉山の庭

 
大光明寺の門前で記念撮影

     
   (運営委員 川﨑 泰弘 記す)      イベント実施報告一覧へ戻る