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「黒川友禅流しと御用水跡街園散策」(企画者:伊島吉哲)に参加して
津坂良一
4月2日(土)黒川、友禅流しと桜に惹かれて、この度の企画に参加致しました。
当日は、快晴に恵まれ、花見散策には最適な状況で、上飯田駅から、堀川調査隊の山田隊長のガイドを聞きながら、黒川に沿った御用水跡街園を、ゆったりと歩いた。
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最初の黒川樋門は、庄内川から黒川へ用水を引くために設けられた樋門で、なかなか絵になる佇まいであった。
黒川は以前庄内川の水を取り入れていたが、今はアユの遡上が優先され、取水されておらず、各所から湧き出る湧水だけになっているとのこと、
そのせいか、川面は狭く、地肌が多く露出しており、風情はいまいちだが、それでも水溜りには、大きな鯉が何匹も生息しているのには驚いた。
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◆黒川樋門前での参加者◆
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街園は昭和47年から埋め立てが始まり、その際、市電の敷石が利用され、散策道として開放、多くの人が訪れていた。
桜の花はまだ3~5分咲きで、満開の華やかさは観られなかったが、さまざまな花が、いつもより少し遅い春を告げており、可憐さと奥ゆかしさを感じつつ、1.5㎞の桜のトンネルをゆっくり散策出来ました。
辻栄橋の近くでは、友禅流しを観る予定だったが、東日本大震災で急遽取り止めとなり、とても残念でした。しかし奇しくも翌日4月3日、NHKの小さな旅(彩りの水)と云う番組で、加賀黒友禅の染め職人の友禅流しの様子が放映され、興味深く観る事が出来ました。
来年は是非黒川友禅流しを楽しみにしたいものです。
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◆伝統工芸 黒川友禅 渡辺染工所前にて◆
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昔の水物語と今の堀川を実地に研修し、最後は、手作業で日本の伝統文化を守り続ける、黒川型友禅の工房も見学でき、有意義な楽しい一日でした。
幹事さんに感謝します。
有難うございました。
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(津坂 良一 記す) |
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