イベント報告

JASSで行われたイベント活動を参加者・運営委員の方にリポートしていただきました。
楽しく充実したイベントの様子をご覧下さい。
2022年10月17日掲載 イベント実施報告一覧へ戻る

3747 歴史散策:小手指ケ原古戦場から狭山コース

 
 日時:令和4年10月14日(金)10:00~
 場所:埼玉県所沢市小手指ケ原戦場・狭山湖

今回の歴史散策を行った主な場所を簡単に紹介します。

〇武蔵野合戦・正平七年(1352)
足利尊氏とその弟直義が争った「観応の擾乱」に乗じ、足利氏の敵対勢力の動きが各地で活発になる。新田義貞の遺子、義興、義宗らは後醍醐天皇の皇子、宗良親王を奉じて足利氏の占拠する鎌倉攻め、正平七年(1352)に占拠しました。それを取り戻そうとする足利氏との合戦が、多摩川から入間川間の地で起こります。「武蔵野合戦」といいます。
小手指ケ原合戦は義宗と足利尊氏の戦いであった場所で、この地を訪れました。また、白旗塚土盛修復記念碑跡を見学しました。

〇所沢市立埋蔵文化調査センター
小手指ケ原戦場で縄文土器が出土、発掘された縄文土器、生活用具類が展示されている所沢市埋蔵文化調査セターへ立ち寄り見学しました。

〇北野天神社 
今からおよそ1000年以上の平安時代からあったと思われる神社で、京都にある北野天満宮の菅原道真を祀るために建てられた古い神社です。

〇藤森稲荷神社
所沢市北野南にある稲荷神社です。創建は不詳。村の始まりと同時に祀ったといわれています。当地の小暮孫兵衛が伏見稲荷神社にお願いして文政七年(1824)に分霊を祀ったといいます。

〇狭山湖
現在東京都水道局の管理のもとに、都民の水道の供給源となっています。

〇狭山不動尊
西武鉄道のオーナーであった堤義明と親しかった寛永寺の助力により、天台宗別格本山として建立。本尊は不動明王。

〇山口観音(金乗院)
真言宗豊山派に属し、山号・吾庵山、寺号・方光寺、本尊千手観音。歴史的には、古から観音信仰の霊場として知られ、観音像、観音堂は、寺伝によれば奈良時代の僧行基によって弘仁年間(810~824)に開かれたそうです。
境内には新田義貞の鎌倉攻めの際に立ち寄ったという「誓詞の桜の木」を植えられています。春には桜の花が咲き誇っているようです。

〇最後に
古戦場跡地の道沿いにコスモスの花が、また、小さな向日葵が咲いていましたのが印象に残りました。

集合写真

  白旗塚土盛修復記念碑

 コスモスの花
  小さな向日葵

北野天神社

   狭山湖
 
   (運営委員 伊藤 照男 記す)    イベント実施報告一覧へ戻る