歴史を体感:桜井市の聖林寺十一面観音立像他

歴史を体感:桜井市の聖林寺十一面観音立像他

開催日 2025年11月14日(木) 参加人数14名

あのフェノロサが絶賛し、和辻哲郎が高く評価した聖林寺の十一面観音立像他を拝観しました。像一体だけ単独に展示されており、何の障壁もなく国宝を拝観できるのは、めったにないことだと思いました。逆にいたずらする不埒ものがいたら・・と気になりました。
その後、特別展示されている南北朝時代を主とした国宝級の曼荼羅が15点展示されている一室に。ここも何のバリヤーもなく、眼前に迫る極彩色の曼荼羅を鑑賞することができました。
その後、寺内の書院風の部屋で、昼食を頂きました。緑から赤までの柿の葉をグラデーションした柿の葉寿司と手作りの抹茶スイーツを頂き大満足でした。
食後、のどかな道を歩いて安部文殊院へ。安部一族の菩提寺として645年に創建された日本最古の寺で、日本最大(高さ約7メートル)の快慶作文殊菩薩像を拝観。余談ですが、阿部一族・・だけあって、安部元総理のやや大きめの献灯もありました。
案内人の名解説とともに満足のいく一日でした。

報告者 藤村治雄 2025年秋号№770